2010年08月16日

一瞬で30数年前に・・・

土曜日はこれまで書いてきた「アニバーサリーコンサート」のリハーサル、日曜日は本番であり、いろんなハプニングがありながらも何とか無事終了した。準備「委員会」が立ち上がって2年弱、全国にいるメンバーで仕事の合間に準備作業はしていても、前日のリハーサルで初めて実際の顔合わせである。
出演者はもちろんのこと、裏方担当者(両者掛け持ちも多い)としても準備時間は正味24時間しかないわけで大変であった。「舞台監督」として取り仕切っていただいたGさんはじめ元顧問の先生の人脈+プロ演奏家の出演者、それに司会アナウンス担当としてわざわざ仕事を開けていてくれた地元TV局のアナウンサーなどのOB達・・・・このような、コンサート開催に関わる専門的な仕事を現在もされているOB・関係者の皆様のおかげでもある。

私自身も、NHK交響楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、自衛隊東京音楽隊の団員はじめとしたプロの皆さんと同じステージに立つ(しかも共演者として!)という、めったに(絶対にか?)できない経験をさせていただき、幸せを感じた一日であった。

でも・・・それだけではこのようなコンサートを成功させることはできないはず。
やはり、中学3年間の吹奏楽部での活動を通じて、大人になってからも心に残る素敵な(当時はきつかったが!!)経験の記憶が、すべてのOB達の中に今でも残っているってことが、このような力になったのだと思う。

当然当日に参加できなかったOBの皆さん(海外在住者含め)からも寄付を含めさまざまな有形無形のサポートをいただいたことも重要なポイントだ。

連続14年間転勤されずに指導いただいた、今年70歳になる元顧問の先生のもと、まさに体育会系部活と間違うほどのトレーニング・練習の日々を過ごした私達OBにとって、その強烈な体験を共有したことで、卒業後も年齢が最大14年離れていても何の違和感もなく毎年かかさずOB会として集まることができるっていう習慣が自然発生し、その積み重ねが今回のコンサートにつながったことは間違いない事実である。その証拠に、
前日リハ、当日本番と先生のタクトで合奏したとき、参加者すべてが一瞬にして中学生時代にタイムスリップしたのだ(私の場合34年前!)。その感覚の共有こそがコンサートの成功につながったのは間違いない。リハ、ゲネプロの時なんか、先生の注意のひとつひとつに「ハイ!!」と元気よく返事する部員達がそこにいた。みんな中学生に戻っていた。

当日共演した、中学吹奏楽部の現役生達と、OBが顧問をつとめている別の中学校の吹奏楽部員の皆さんにも、「いい年をしたおっさんおばさんが卒業後何十年も経ってるのにいまだに全国各地から
元顧問の先生を慕ってわざわざ香川に戻り演奏会に参加し、そして終了後とんぼ返りするOB達もいる・・・・」
この「思い?」を感じていただき、今後のいろんなことに活かしていただければ、OBとしてはすごくうれしいことである。

それにしても、いまだに中学校時代の部活動のOB達の交流が盛んで、「演奏会」をする!、となれば、45人規模(吹奏楽コンクールのA部門の標準的な人数です)のOBが仕事の都合をつけて一同に楽器持参で集う・・・ある意味奇跡にも近いと思う。

・・・いろんなことを考えた2日間であった。今後の仕事にもそのマインドを活かしてゆければいいと思っている。
・・・・・すごく疲れたがそれ以上に貴重な経験になった2日間であった。

このページを見ていただいた方の中で、もし当日会場にお越しいただいた方がいらっしゃったなら、大変ありがとうございます!!、感謝感謝!!です。

最後に敬意を表する意味で プロの方々のお名前を列挙してみる。(敬称略)
砂山佳美(フルート)
中村若菜(フルート)
沼田直美(オペラ歌手(元クラリネット))
大浦綾子(クラリネット)
高尾哲也(クラリネット)
近藤悟史(クラリネット)
吉川武典(トロンボーン)
森ゆき子(パーカッション)
鴨居真理子(アナウンサー)
他にも音大卒のOBも数名・・。

そして最後に
事務局として大活躍の
宮下澄人さん(医師:10月2日に高瀬で開業!)
前田潤治さん(某IT大企業エリート社員)
に感謝したい。



Posted by てっちゃん at 22:50│Comments(0)
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