木太町在住内科医のつぶやき

連日、必ずニュースに気温の話題が出る。
確かに、往診日に車運転していると、救急車とすれ違う頻度が例年より多い。

とにかくこまめな水分補給が大事である。
汗はもともと塩分は少ないので、補うのは　梅干＋水、スポーツドリンク
などややこしくなくていい。水道水(日本では安全ゆえ）、普通のお茶類で
問題なし。

人間の腎臓はかな～～～り無理して仕事してくれるので、とにかく「体重の６０％を占める水さえ補給していれば」後は腎臓が勝手に帳尻を合わせてくれるからだ。

ただ例外がある。
1）腎機能障害を指摘されている方
２）特殊な環境で仕事している方々
３）高齢者

１）はいわずもがな
２）は高温多湿の環境の仕事で(屋外での仕事含む）は予想以上に塩分を喪失するので、やはり塩の補給は大切
３）高齢者は皆腎機能低下を持っているから１）と同じ理由である。80歳の元気な方は若いときの60％に腎機能は低下するものである（いわば、加齢現象）。
したがって、熱中症で亡くなられるかたに高齢者が多いのである。

・・・・まあ、今年は特別です。(ただ、もしも、来年も同じなら特別にはならないのですけど）

皆様お気をつけて！！！！！！！！！